染料仕上げ編

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染料仕上げは革の断面図のレザーの部分に色を入れます。

まずは染料仕上げの手順です。

染料仕上げを行うパターンとしては
以下の場合です。

  • セミアニリン仕上げを行う時
  • スエード生地の塗り替えを行う場合
  • デニム生地のリカラーを行う場合
  • キャンバス生地のリカラーを行う場合
  • エナメル素材をリカラーする場合
  • ナイロン素材をリカラーする場合

染料仕上げを行うほとんどの場合は
色の塗り替えを行う際の
セニアニリン仕上げを行う時に
染料仕上げを行います。

それ以外で染料仕上げを行うのは
エナメルの色変えを行う際ですが
エナメルの塗り方については
別のLessonでお伝えします。

またデニム生地の補色や
キャンバス生地の補色にも
染料仕上げを行いますが
こちらについても別で解説します。

基本的に私が行なっている
リペアは染料仕上げのみで終わり
と言うケースはほとんどありません。

染料仕上げを行う際は
セミアニリン仕上げを行う時か
エナメルの塗り替えを行う時が
ほとんどです。

染料仕上げの工程は以下の順で
行なっていきます。

では、それぞれの工程について
解説します。

ステップ1  クリーニング

まずはリカラーをする前の下準備です。

初めに馬下ブラシを使い
商品に付いてるホコリやチリを
払い落とします。

馬下ブラシでブラッシングを行った後に
IPAアルコールの原液または
リムーバーCと水を1:1で割ったものを
ウエスに付けて拭いていきます。

こちらを行う目的は革の表面に付いている
油分や古いトップコートを落とすために
行います。

この工程を行うことによって
リカラーをする際に色が入りやすくなり
リカラーの仕上がりがキレイに仕上がります。

また、汚れには『水性汚れ』と『油性汚れ』があり
それぞれで使用するクリーナーが変わってきます。

水性用クリーナーと油性用クリーナーの
両方を行なっておけば間違いありません。

順番としては

『油性汚れ→水性汚れ』

の順番で行って下さい。

油性用のクリーナは
「IPAアルコール」か「リムーバーC」です。

アルコールでも落ちない汚れがある場合
リムーバーCと水を1:1で割って使用して下さい。

リムーバーCは溶解力が強いため擦りすぎたり
濃い濃度で使用すると元の色まで落ちてしまうので
気をつけて下さい。

また、各ブランドの押印ロゴの部分も
リムーバーCで拭いてしまうと
落ちてしまうので避けるようにして下さい。

シボ革をリムーバーCで拭くと
シボが取れてしまうのでシボ革に使用するのは
避けた方がいいです。

特にリムーバーC原液で拭くと
100%シボが無くなってしまうので
気をつけて下さい!

また、ヴィトンのモノグラムなどのような
PVC加工がされている素材に濃度の濃いリムーバーCを
使用するとロゴなどの柄が消えてしまうので
注意が必要です。

次に、水性クリーナーの紹介です。

ここで使用する水性クリーナは

『CLクリーナー』です。

準備編でもご紹介しましたが
念の為こちらにもリンクを貼っておきます。

・水性CLクリーナー

こちらの水性クリーナーも使用する際は
ウエスに付けて使用して下さい。

全てブラックに塗り替える場合は
アルコールかリムーバーCを水で希釈した物を
ウエスに付けて拭くだけで
水性クリーナーは使わなくても大丈夫です。

スエード素材のクリーニング方法

スエード素材は顔料を塗布する
セミアニリン仕上げは行わないのですが
バッグの内側がスエードの場合は
エアブラシで染料仕上げを行うこともあるため
スエード素材のクリーニング方法として
こちらにも記載します。

スエード素材については油性水性共にクリーナーは
使用できませんのでスエード専用のクリーナー

『リバイブカラーリキッド』

をスプレーしてスエード専用のブラシで
ブラッシングして下さい。

Phoenix Pro
リバイブカラーリキッド(スエード用)

スエード専用ブラシ

上記のSTEP4に入る前に「リバイブカラーリキッド」
を吹きかけ、ワイヤーブラシで起毛を起こし、
最後にナイロンブラシ(黒いブラシ)で整え完成。

キャンバス生地のクリーニング方法

キャンバス生地も基本的に
染料仕上げなのですが、
お財布の内側の革をセミアニリン仕上げで
仕上げることもあるので
キャンバス生地のクリーニング方法も
こちらに記載します。

キャンバス生地のクリーニング方法は
桶やバケツに50℃ほどのお湯を溜め
その中に洗濯洗剤か
中性洗剤と酸素系漂白剤を適量入れ
混ぜ合わせた物にタオルやキレイな雑巾を浸し
固く絞ってから叩くように拭き取るか
柔らかい歯ブラシで汚れをかき出しタオルや雑巾で
拭き取る作業を繰り返します。

小銭入れの汚れを落とす方法

小銭入れが布の場合は魔法水を使いクリーニングを行なっていきます。

小銭入れも黒く塗ってしまう場合は省略可能です。

魔法水の作り方は以下の通りです。

魔法水の作り方

洗濯用ワイドハイター   大さじ3
粉重曹          大さじ1
食器用中性洗剤        3滴

上記をよく混ぜて柔らかい歯ブラシに付けて汚れを叩き出すように行なって下さい。             

ある程度汚れが浮き出てきたらウエットティッシュや乾いたティッシュで拭き取ります。

注意点としては擦る際は繊維と同じ向きで擦るようにして下さい。

繊維の向きと違う向きで擦り続けると布にダメージを与えてしまい破けたり裂けてしまいます。

また、財布に水分をたくさん含ませてしまうと財布の中にある紙で出来た芯材が水分で
ベコベコになって波打ってしまうので極力水分を切りながら行ない
ティッシュなどで頻繁に水分を取ったりドライヤーで乾かしながら行なって下さい。

小銭入れが革の場合はオキシクリーンや酸素系漂白剤を
お湯に溶かし雑巾やタオルを浸し固く絞って拭き取って下さい。

簡単に汚れが落ちます。

ステップ2 保湿クリームで栄養補給

クリーニングが終わったら革の栄養補給です。

革のダメージが少ない場合は省略可能です。

※教材内のSTEP2「加脂剤オイル補給」の代用品、
こちらのデリケートクリームの方がふっくら仕上がります。

油分が抜けてカサカサになった革にクリームを馴染ませてブラッシングをします。

全体的に馴染んだら自然乾燥で乾かします。

以上が保湿クリームでの栄養補給方法になります。

マスキングテープによる養生

ここまで終わったら次に養生です。

外側も内側もブラックに塗り替える場合は養生はしなくても大丈夫ですが
外側だけブラックで内側は元のカラーのままと言う場合などは、養生はかなり重要になります。

成功するかどうかは養生にかかっていると言っても過言ではありません。

部分的なリカラーの場合は必ずマスキングテープで養生をして下さい。

塗りたくない部分や金具などにマスキングテープで養生をします。

金具に付いた塗料はツールウォッシュを綿棒につけて擦るとスルスルと簡単に
拭き取ることもできるので金具の養生はしないで最後に全て
拭き取ると言う手段もアリです。

下の写真は外側とファスナー回りの布の部分だけブラックにするため内側の
塗料が付着してしまいそうな部分にマスキングテープで養生をしています。

また、押印のロゴを塗り潰したくない場合は予めロゴの部分にマスキングテープを貼って
養生しておいて下さい。

後ほどロゴの文字を塗り潰さないように色を入れていきます。

ステップ3 角スレ補修

軽い角スレの場合は顔料を塗ると隠れてしまいます。

また、角スレがない場合いは省略して下さい。

角スレ補修の方法は2種類あります。

1つ目はPhoenix Proのレザーパテによる角スレ補修です。

2つ目はLizedのエッジカバーによる角スレ補修です。
※レザーパテに色が付いた物とお考え下さい。

※角スレ補修につきましてはそれぞれ動画で解説予定

レザーパテによる角スレ補修方法

角スレがある部分にレザーパテを盛ります。

コツとしてはまずレザーパテを細い筆に取り
角スレ部分に盛ります。

その後、角スレ部分に盛ったレザーパテを
指で刷り込むように浸透させ革に馴染ませます。

はみ出したレザーパテを拭き取り
先ほど刷り込んだレザーパレの上に
さらにレザーパテを盛ります。

レザーパテは乾くと収縮する性質があるので
少し盛りすぎなくらい盛って下さい。

盛りすぎたとしても後ほどサンドペーパーで
削り落とすので問題ありません。

塗ると言うより盛る感じで行なって下さい。

レザーパテを盛り終わったら乾くまで待ちます。

自然乾燥で半日程度で乾くので
乾かしている間に他の作業を行えば
時間効率が良いです。

ドライヤーで乾かす方法も時短になりアリですが
しっかり乾いたか分かりづらいので
自然乾燥を推奨しています。

レザーパテが乾いたらサンドペーパーで
形を整えていきます。

この時にレザーパテが収縮して盛りが足りない場合は
さらにレザーパテを盛って乾くまで待ちます。

サンドペーパーで形を整える際は
#1000~2000の耐水サンドペーパーに水を付けて
擦っていきます。

水を付けずに擦るとパテ自体が剥がれて取れてしまう恐れがあるので
必ず水を付けたサンドペーパーで優しく擦るようにして下さい。

形が整ったら角スレ補修は完成です。

エッジカバーによる角スレ補修

※レザーパテに色が付いた物が「エッジカバー」

次にエッジカバーを使った
角スレ補修の解説になります。

まずは下処理を行います。

角スレがある部分にエッジカバーシーラーを
綿棒や筆で塗り込みます。

エッジカバーシーラーで下処理を行う理由は
エッジカバーを塗布した時に
革へ浸透しすぎることを防止したり
エッジカバーの密着性を高めるために
エッジカバーシーラーを塗って
下処理を行います。

エッジカバーシーラーを塗ったら
ドライヤーで乾かします。

エッジカバーシーラーが乾いたら
エッジカバーを盛っていきます。

エッジカバーを綿棒や筆に付け
角スレ部分に盛ります。

この際もレザーパテの時と同様に
一度指で刷り込み革に馴染ませます。

はみ出した部分を拭き取り再度エッジカバーを
盛っていきます。

エッジカバーも乾くと収縮する性質があるので
多めに盛って下さい。

盛りすぎても後で形を整えるので
問題ありません。

エッジカバーを盛り終わったら
自然乾燥で半日ほど乾かします。

エッジカバーが乾いた際に収縮して
盛りが足りないと思ったら
再度エッジカバーを盛って乾燥させて下さい。

エッジカバーが完全に乾いたら
形を整えていきます。

エッジカバーの形を整える方法は
2つあります。

1つ目はレザーパテ同様に
サンドペーパーで形を整える方法です。

#1000~2000の耐水サンドペーパーに
水を付けて形が整うまで擦ります。

乾いたサンドペーパーで擦ると
エッジカバーが剥がれてしまう恐れがあるので
必ず水を付けたサンドペーパーで
擦るようにして下さい。

2つ目の方法は手芸用の電熱コテで
形を整える方法です。

電熱コテで形を整える際は必ず
エッジカバーの上にクッキングシートを
切った物の上からコテを当てるように
して下さい。

電熱コテを当てることで
熱で簡単に形を整えることが出来き
サンドペーパーで整えるよりも
キレイに仕上がるのでおすすめです。

温度が高過ぎるとクッキングシートに
エッジカバーがくっ付いてしまうので
温度が上がり過ぎたらコテの電源を切って
温度調整をして下さい。

温度調節機能が付いてるコテの場合は
100℃ほどで使用して下さい。

また、同じ部分に長時間コテを当て続けると
革が焦げてしまったり傷んでしまうので
適度に位置をずらしながら形を整えて下さい。

以上が角スレ補修の方法についてになります。

ステップ4 染料塗布

クリーニングや角スレ補修が終わったら
染料を塗っていきます。

まず、染料を水で希釈して
適度な濃度の染料を作ります。

染料はLizedのアクアカラーでも
Phoenix Proの染料でもどちらでも
構いません。

染料1:水1

で割ったものをよくかき混ぜます。

染料を塗っていて色が薄い時は染料を足して調整して下さい。

染料2:水1くらい

染料を塗る工程は筆塗りと
エアブラシで塗布を行う方法があります。

どちらの方法で塗っても問題ありませんが
それぞれ注意点があります。

それぞれの塗り方を解説します。

■筆塗りの利点

筆塗りの場合はエアブラシを用意しなくても気軽に塗れるメリットがあります。

■エアブラシの利点

エアブラシを使用して塗る場合は
極限まで薄塗りが出来てムラになりにくく
筆塗りよりはるかに早く色が入るため
早く仕上げることが出来ます。

スエード素材を塗る際は筆塗りでは
一筆目に塗った部分に水分をほとんど
持って行かれてしまうので
エアブラシが必須になります。

エアブラシを使用することにより
スエード素材にも均等に染料を
塗布することが出来ます。

■染料を塗る際の注意点

筆で塗る際に染料を多く筆に含ませた状態で
塗布すると水分が革に浸透し過ぎて
ベコベコになってしまったり
内側まで染料が浸透してしまう恐れがあるので
トレーの縁で染料をよく切った後に
さらにキッチンペーパーで筆についた染料を
一度切ってから塗って下さい。

また、厚塗り防止にもなるので
染料を多く含ませた筆で塗らないように
して下さい。

ステッチの部分を塗る際も
染料の水分を多く含ませた筆で塗ると
ステッチから内側に浸透してしまうので
薄塗りで何度も乾かしながら塗って下さい。

染料を塗る際は筆をベタッと横にして塗るのではなく
毛先に付いている染料でササッと塗るように
塗って下さい。

なかなか色が入らない場合は
革を一度ドライヤーで温めてから
塗ると色が入りやすくなります。

それでも色が入らない場合は
ドライヤーを当てながら染料を
塗って下さい。

財布には形を形成する紙で出来た
芯材と言うものが入っています。

この芯材に水分が浸透し過ぎると
ベコベコになり形が崩れてしまうので
注意が必要です。

特に内側のカードポケットや
小銭入れを塗る際は薄塗りで
頻繁に乾かしながら塗ることを
意識して塗って下さい。

■外側を塗る際のポイント

外側を塗る際にムラが出てしまったとしても
セミアニリン仕上げを行う場合は
この後行う工程の顔料を塗ることによって
ムラが解消されるので全体的に塗り残しが無く
元の色が浮き出て来なければ大丈夫です。

光に当てて様々な角度から見て
元の色が浮き出て来なければ
外側の染料仕上げは完了です。

■内側を塗るポイント

内側を塗る際は芯材に影響しやすいので
薄塗りをしては乾かしてを繰り返すことを
意識して行なって下さい。

内側のカードポケットや小銭入れを塗る際は
エアブラシを使うことによって
薄塗り且つ芯材に影響を与えずに
キレイに早く塗ることが出来ます。

エアブラシが使えない場合は
高密度パフに染料を付けて
布の部分などを乾かしながら塗って下さい。

高密度パフも薄塗りが出来るので
筆塗りより芯材に影響を与えずに
塗ることが出来ます。

細かい部分を塗る際は
高密度パフをハサミで切って
好きな形にして塗って下さい。

内側の小銭入れなどの布の部分の色が
浮き出てしまう場合は

顔料1:水1

で薄めた物で着色すれば色がしっかり入ります。

この際もエアブラシで行うとキレイで
簡単に出来るのでエアブラシがある方は
エアブラシを使用して下さい。

エアブラシがない方は高密度パフを
使用して塗って下さい。

基本的に染料仕上げにはトップコートや色止、撥水加工は
必要ありませんが布の部分に顔料+水で色を付けた場合は
色止めのために顔料を塗った布の部分に
Lizedの撥水WPをエアブラシで塗布して下さい。

・Lized
撥水剤WP 

外側内側にしっかり色が入れば染料仕上げは完了です。

この後、セミアニリン仕上げに
進む場合はこの後に顔料を塗布するので
金具などに付いた塗料を落とす必要はありません。

スエード素材など染料仕上げのみで
仕上げる場合は金具やファスナーなどに
付いた染料をツールウォッシュを
綿棒に付けて拭き取って下さい。

塗り終わった革の部分に
ツールウォッシュが付くと
せっかく塗った部分が剥げてしまうので
革の部分にツールウォッシュが
付かないように気をつけて下さい。

押印のロゴ部分を塗り潰さずに染料を入れる方法

一通り染料を全体に塗り終わったら
押印のロゴ部分に貼った
マスキングテープを剥がします。

ロゴの文字を避けるように
ギリギリの所まで細い筆を使い
通常の染料1:水1の染料で
塗っていきます。

文字の周りにしっかり色が入ったら
Phoenix Proの染料を

染料1:水2

で割った染料を作ります。

それと先の尖った綿棒と
水を容器に入れ準備しておきます。

この新たに作った染料で
文字の上を塗って色を入れていきます。

新たに作った染料を筆に付け
トレーの縁でよく水分を落とし
さらにキッチンペーパーで
水分を落とした後に
文字の上を塗っていきます。

染料が乾いてしまうとロゴの文字まで
塗り潰してしまうので染料が乾かないように
四方八方から筆で擦り続けます。

文字の周りが先に塗った周りの色と
同じ色になったら筆を止めます。

すぐに先の尖った綿棒に水を付けて
文字の上に付いた染料を優しくなぞって
拭き落とします。

キレイに拭き取れたら完成です。

ステッチに色が入らない場合

縫い目の糸であるステッチに
色が入らない場合や元の色が
浮いてきてしまう場合は
ファブリックマーカーでステッチに
色を入れて下さい。

ステッチの上をファブリックマーカーで
塗り終わったらアルコールをウエスに付けて
はみ出したファブリックマーカーを
拭いて下さい。

セミアニリン仕上げの場合は
この後の顔料を塗る際にはみ出した
ファブリックマーカーは消えてしまいますので
そこまで慎重に拭き取らなくても
大丈夫です。

ステップ4 トップコート

基本的に染料仕上げのみの場合は
トップコートは行いません。

その代わりLizedの撥水WPを
塗布して色止めを行います。

基本的に撥水WPはエアブラシでの
塗布になります。

エアブラシを使っていない場合は
充電式のエアブラシを使い
換気扇の下やベランダ、外などで
塗布して下さい。

手順はエアブラシのタンクに
撥水WPを原液で入れて
スプレーします。

全体的に2周程度スプレーすれば
完了になります。

また、どうしてもエアブラシが
使えないと言う場合は
こちらのスプレーを代用してください。

[コロニル] 防水スプレー
【正規品】ウォーターストップ

こちらのスプレーも革についても
問題ありません。

余分な塗料の落とし方

金具やファスナー回りに付いた
余分な塗料はツールウォッシュを使って
落として行きますが最初に
大まかな部分はお尻ナップなどの
ウエットティッシュで簡単に
拭き取ります。

その後ツールウォッシュを
少量容器に入れて綿棒を使い
拭き取ります。

ツールウォッシュを綿棒に付けて
軽く擦るとスルスルと簡単に
塗料が取れるので
そんなに難しい作業ではありません。

注意点は塗った革の部分に
ツールウォッシュが付くと
せっかく塗った部分の塗料も
剥がれてしまうので革に近い部分は
革に付かないように慎重に
拭き取ってください。

また、ツールウォッシュは
結構強い溶剤なのでシンナー臭のような
匂いが強いので窓を開けるなり
換気を行いながら使用してください。

綿棒が入らないような
細かい部分については
爪楊枝などを使い塗料を
削り落としてください。

余分な塗料が全て取れたら
豚毛ブラシで全体的に
ブラッシングをして革を整えます。

以上で染料仕上げの完成です。

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